暑中お見舞い申し上げます。

気候変動によって地球上で多くの変化がおきています。「気象病」という言葉に納得している自分がいます。モヤモヤとした気持ちの解決策をもとめています。 子どもたちはそのような中にあっても一学期を楽しく元気に過ごせました。あゆつかみはたくさんのあゆに驚いたり、怖がったりしながらも時間とともに追いかけまわし捕まえられたことに大喜びする姿がみられました。お昼ご飯にアユの塩焼きを食べました。自分で捕まえた魚を食べる事によって命について子どもなりに考えられたのでは思います。忍者修行を体験した年長さんは園の中で再現しようと試行錯誤し年中少さんと一緒に遊ぶ姿もみられました。粉粘土の遊びではいつも使っている粘土との違いや全身で遊ぶことによって解放感に満たされた笑顔にあふれていました。一学期最後のお泊りは大朝にでかけました。泣きたい気持ちをぐっとこらえてバスに乗り込みお母さんに手を振る姿もさることながら送る側の気持ちはいかばかりかと思います。友だちとのわずか一晩の経験は二学期につながっていきます。川遊びやかえるやバッタ、めだかやオタマジャクシなどなど。子どもたちの五官は開き、夢中になっている姿は本来の子どもはこうなのではと思います。夜の体験は中々なもので蛍に出迎えられ、満天の星を首が痛くなるまで見上げたり、最後は花火。各々寝る場所を決め、おやすみなさい。次の朝は鳥の声で目覚め、朝食後森へ散歩へ出かけました。大きな木に隠れたり、倒木に乗ったり、笹船を作って流したりと自然を満喫しました。暑い夏、生活リズムをなるべく崩さずにお過ごしください。
                7月24日

わたしの姿を見つけてAくんが走ってきて「園長先生、梅の実を見つけたよ。」「よく見つけたね。今年は実がならないなと諦めていたのよ。」「イチョウの木に登ったら見えたんだよ。」得意そうにイチョウの木の下に私を連れていき指さして「ほら、あそこだよ。」たしかに葉っぱに紛れて緑の実が一つなっていました。木登りに挑戦していた時は周りに目を向ける余裕もなかったのが登れるようになった時木の枝に座って周りを楽しむことができたのだと思います。目線を変えた時見える物も見え方も違ってくるという事をAくんは知ったのではと思います。このように遊びながら多くのことを学んでいきます。机に「座って学ぶ事も必要ですが体験することによってより自分のものになっていくでしょう。大学の教授の方と話をしていて近頃の学生は社会に出た時に応用できない人が多いと言っていました。たぶん遊びの体験が少ないことから起きる事なのではと考えます。理屈はわかるけれど、方法がわからないという事でしょうか。遊びは試行錯誤する中で広がったり、偶然が重なったりして最終的には「面白かったね。」で終わるのです。    6月13日

「やってみよう」と心を決めるときはどういうときなのだろうか。一人一人お思いがあって行動につながっていくと思います。もしかして大人よりもずっと考えていることもあるのではないでしょうか子どもの気持ちになってみることも大事かもしれません。やろうかどうしようかと思っている場合どうしたらうまくできるだろうかと考えている場合、どのタイミングで始めようかと様子をうかがっている時などが考えられます。親の思いではなかなか計り知れない場合が多くみられます。我が子の性格を知ることである程度は解決がつきます。どういう言葉をかけたらよいかもわかるので「やってみる」ことがスムースにできるでしょう。何事も待つことが大事といわれますが待つ方に工夫がいると思います。こどもがあれこれ考えるように大人もいろいろ考える必要があるでしょう。生命の誕生や植物の芽生えを通して、「神秘さ」と「大切にしなければという思い」を強くします。人間に委ねられたものをなくさずに次の世代に手渡していくには何をどうすればいいかを大人が考え、行動する必要があるでしょう。
  (「2022年度6月めぐみだより」より)

つい2週間前までは小さかったイチョウの葉がすっかり幹を隠すほどの青葉の季節になりました。それぞれに居場所を見つけて遊び始めています。安心できる場所を提供することによって「やってみよう」と動き始めます。一人遊びから隣にいる友だちや同じ遊びをしている友だちとのかかわりを求めて「一緒に遊ぼう」と声をかけるようになります。異年齢のお友達にも気を配り教えてあげたり、教えられたりの関係が出来ていきます。二人乗りの三輪車にずっと乗っている年少さんに代わってほしい年長さんがどうしたらいいかと悩んでいます。どうするのかなとみていると私に「私も乗りたいのに○○ちゃんはずっと乗っている。」「代わってって言ってみたら」というもなかなか決心がつかない様子だったが思い切ったように「代わって」と遠慮がちにいうが代わってもらえないでいました。しばらく考えて今度は「園庭を一周したら変わることにしようよ。○○ちゃん回ってきたら交代ね。」と相手にもわかるように条件を出して変わってもらっていました。さすが年長児と感心しました。無理に取りあげることなく、お互いに納得して遊べることは大事な事です。この年長児の対応の仕方は年少さんに引き継がれていくでしょう。人とのかかわり方を遊びの中で学んでいますよ。  (「2022年度5月めぐみだより」より)

一年を終えてしみじみと大きくなったなと思います。保護者の方に「どういう所が大きくなったと思われましたか?」の問いに皆さん答えてくださいました。身体的な面、活動でできるようになった事などたくさん書いて下さいました。一番多いことは「我慢ができるようになった。」「やって見ようと挑戦するようになりました。」「譲れるようになった。」「自分で行く準備ができるようになった。」「話が聞けるようになった。」「お友達のことを考えられるようになった。」「最後までやり遂げられるようになった。」など心の育ちについての言葉が多く寄せられました。友達や大人との信頼関係の中で思い切り園生活を楽しんだのだと嬉しく思います。子どもたちが一人ずつ植えたチューリップがつぼみを上げ、花をさかせはじめています。植えたのは同時だったのに咲く時期はそれぞれです。自然界でのこととしてではなく、子どもたちにもそれぞれ花咲く時があることを憶えたいと思います。焦らず子どもに寄り添って歩いていきたいと思います。ありがとうございます。        (2022年3月)